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「疲れがとれない・・・」それはもしかしたら"更年期症状"かも?

●更年期イラスト.JPG 「なんだか疲れがとれない・・・」「体がだるい」

こんな症状が続いたら、それはもしかすると"更年期"によるものかもしれません。

思春期、性成熟期を経て、45歳~55歳くらいを"更年期"といい、更年期に女性ホルモンの減少が原因で起こる様々な症状を"更年期症状"といいます。その症状は、精神的不安、頭痛や肩こり、そして肌のたるみやくすみとしても現れ、多岐にわたります。

現在、更年期周辺期の40歳~64歳の女性人口は、2,000万人以上にのぼるといわれています。症状の差はありますが、重くなると入院となる場合も。一方で、更年期症状をケアする社会的環境は充分に整っているとはいえず、症状をご自分ひとりで抱え込む方も多くいらっしゃるようです。

そこで今回、『顔のたるみ研究所』では、女性が避けて通れない"更年期"について特集します。一般女性に対してアンケートを実施し、更年期症状の実態を調査。また、更年期症状に対する対処法や最新成分について、専門のドクターにお話を伺いました。

どうぞご覧くださいませ。


《もくじ》

Ⅰ アンケート調査結果: 更年期症状を自覚しても「何もケアしていない」人が44%

■更年期症状の認知度は90%。実際に症状を感じる人は31%

■更年期を感じ始める平均は43歳

■更年期初期の実感症状は"疲れやすい"

■更年期症状を自覚しても「何もケアしていない」が44%

Ⅱ 更年期症状とは?

■更年期とは?

■なぜ更年期症状が起こるの?

■「疲れ」や「ほてり」・・・多岐に渡る更年期症状

■肌のたるみと更年期症状の関係

Ⅲ 更年期症状のケア方法

■最新アンチエイジング成分 "プラセンタ" 

■クリニックでの治療 "ホルモン補充治療法(HRT:hormone replacement therapy)"

Ⅰ更年期症状を自覚しても「何もケアしていない」人が44%

実際に"更年期症状"にお悩みの方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか?また、そのケア方法とは?顔のたるみ研究所では、その意識調査をすべく、更年期症状についてのアンケートを実施しました。(調査概要:インターネット調査 10代~70代 ドクターシーラボ会員1,526名 2012年1月)

更年期症状の認知度は90%、実際に症状を感じる人は31%


「"更年期症状"を知っていますか?」という質問に対しては、全体の90%が「知っている」と答え、一般女性の間に更年期症状の認知度は高いことが分かりました。また、「"更年期症状"をご自身で感じることがありますか?」という質問に関しては、31%が「ある」と答えました。

●更年期症状を知っているか.JPG

●更年期症状を感じるか.JPG

更年期症状を感じ始める平均は43歳


「"更年期症状"を感じる」と答えた女性に対して「"更年期症状"を感じ始めた年齢は?」という質問を投げかけたところ「41~45歳」(27%)がトップとなり、次いで「36~40歳」(24%)、「46~50歳」(24%)という結果となり、平均年齢が43歳という結果となりました。

また、昨今ではストレス等から20代や30代の若年層にも更年期症状と似た症状が表れることがあると言われていますが、今回の調査でも30代前半までに更年期症状を感じると答えた人が全体のおよそ10人に1人いることが分かりました。

●更年期症状を感じ始めた年齢.JPG

更年期初期の実感症状は"疲れやすい"


「"更年期症状"を感じ始めたきっかけとなる症状は?」という質問に対して一番多かった回答が「疲れやすい」(54%)、次いで「体がだるい、倦怠感がある」(49%)、「肩こり・頭痛がある」(47%)という結果となりました。実際に感じる症状は多岐に渡りますが、上位に挙がっている疲れやだるさといった項目は理由が曖昧になりがちです。こうした不調が続いた場合は、症状を悪化させないためにも、更年期症状かどうか疑ってみるのも大事なことです。

●更年期症状きっかけの症状.JPG

更年期症状を自覚しても「何もケアしていない」が44%


更年期症状に対するケアとして行ったことがある項目を挙げてもらったところ、ケア方法として「サプリメントを飲用」(36%)している女性が約3人に1人となりましたが、一番多数を占めた回答が「特に何もしたことがない」(44%)という結果となりました。

●更年期症状のケア.JPG

Ⅱ 更年期症状とは?

"更年期"とは?


冒頭にも説明しましたが、 思春期、性成熟期を経て、45歳~55歳くらいを"更年期"といい、更年期に女性ホルモンの減少が原因で起こる様々な症状を"更年期症状"といいます。

なぜ更年期症状が起こるの?


更年期症状を引き起こす二大要因

①女性ホルモンの減少

女性ホルモンとは2種類のホルモンの総称で、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」を指します。これらは、一定の周期(約28日)で絶妙なバランスを保ちながら分泌されます。それにより、美肌や女性らしい体をつくり、さらに妊娠や出産、月経周期など、女性の体のリズムをコントロールしています。

更年期は、その女性ホルモンの分泌量が急激に減少する時期。そうすると、脳の視床下部が女性ホルモンの減少を察知し、ホルモンを分泌しようと頑張ることでストレスになり、自律神経のコントロールが上手くいかなくなります。これが疲れやイライラ、めまいやほてりといった更年期症状が現れる理由のひとつと言われています。

②心因性要素

更年期は心理的・社会的にも不安定な時期であるといえます。この時期には、子どもの独立、夫の定年退職、親や家族の介護など、大きな環境の変化を迎えます。また女性の社会進出がめざましい昨今では、家庭内のみならず仕事や職場のストレスが重なる時期でもあります。こうしたストレスが連続して自分の身に降りかかることが、更年期症状を深刻にさせる要因になるという見方もあります。

多岐に渡る更年期症状


更年期は体と心にさまざまな症状を発症させますが、その症状は千差万別。特に心の症状については、多種多様な悩みを抱えて過ごす方が多いと言われています。

こちらは、今回のアンケート調査結果で、更年期の症状として挙げられた項目を多いものから順番に並べたものです。

●症状1.JPG

また、あくまでも一例にすぎませんが、その他にも下記のような症状が見られることがあります。

●症状2.JPG

■肌のたるみと更年期症状の関係


更年期に肌に現れる症状としては、次のようなものが挙げられます。

●症状3.JPG

更年期症状を引き起こす要因として考えられているのが、女性ホルモン(エストロゲン)の減少。エストロゲンは、別名"美肌ホルモン"といわれ、美肌づくりとも関係があります。妊娠を準備するホルモンなので、異性を呼び寄せようと、女性の体や肌、髪を美しく魅力的に見せてくれる力があるそうです。エストロゲンには、皮下脂肪を増やす働きがあり、この作用で肌にハリと弾力がでます。また、体内に水を溜め込むような働きかけがあるので、肌の潤いがアップし、血管拡張作用により肌色も良くなります。また、フリーラジカルに対する防御を与えるといわれています。(抗酸化作用)

 【エストロゲンの働き】

  ①皮脂腺の分泌を減少させ、萎縮させる

  ②キメを細かくして、毛穴を目立たなくさせる

  ③ニキビ、シミ、しわ、皮下脂肪によるたるみなどを防ぐ

  ④毛細血管を拡張して、血流を円滑にし、皮膚の新陳代謝を正常に行う

       引用:BEAUTY WORD<皮膚科学用語編>

そのため、エストロゲンが減少すると、新陳代謝の低下を招き、肌老化が急速に進み、たるみやシワなどの肌の衰えが目立つようになります。さらにこの時期の肌は、水分が失われ、乾燥しやすくなっている上、皮膚のバリア機能が低下し、敏感になっていることが多くなります。そのため、少しの刺激で皮膚にかゆみやひりつきを感じるなど皮膚のトラブルが起こりやすくなります。

この時期のスキンケアは、肌を水分でしっかり保湿することを意識することが大事です。通常お使いのスキンケア商品を、敏感肌用のラインに変えてみるのもおススメです。 また、美肌に効果的な成分を次項で紹介しておりますので、ご参照ください。

Ⅲ 更年期症状のケア方法

次に、更年期症状のケア方法を、シーズ・レディースクリニック恵比寿の入江先生にお伺いしました。

●入江先生.JPG

最新アンチエイジング成分 "プラセンタ"


"プラセンタ"という成分は美容業界で昨今話題となっている成分ですので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

ギリシャ語で胎盤という意味を持つ「プラセンタ」。胎盤は母体で赤ちゃんを育てるためのベッドです。胎盤には、赤ちゃんを育て上げるのに必要な栄養素が豊富に含まれています。そのため、わずか約10ヶ月という短い期間に驚異の成長を遂げる事ができます。

プラセンタには、アミノ酸、ミネラル、たんぱく質、酵素、糖質、核酸、脂肪酸、ビタミン群、多糖体といった健康と美肌に欠かせない成分が配合されており、年齢と共に乱れるターンオーバーを促し、うるおいやハリを高め、若々しい素肌をサポートする力があると言われています。

●更年期プラセンタ2.JPG このプラセンタは、実は更年期症状にも効果的なのですが、グラフを見ても分かるように、美容効果ほどはそのパワーは知られていないようです。

プラセンタは更年期症状や肝機能障害などを対象とした医療用注射薬や内服薬、外用薬としても厚生省(現厚生労働省)の認可を受けてから約50年の歴史を持っています。 

プラセンタのサプリメントを継続的に摂取するのもおススメです。また、即効性のあるプラセンタ注射でも更年期障害に代表される症状(ほてり感、冷え性、むくみ、疲労感、肩こり、不眠等)を解消に導くことができます。

※プラセンタ注射などを実施される際は専門クリニックに充分ご相談ください。

クリニックでの治療 "ホルモン補充治療法(HRT)"


繰り返しになりますが、更年期は女性ホルモン(エストロゲン)が低下する時期。さらに、心理的・社会的にも不安定な時期であるため、更年期障害の発症にはこれらエストロゲンの低下と心因性要素とが大いに関係しています。 したがって、エストロゲンの補充と生活習慣の改善が更年期症状の治療として挙げられます。

ホルモン補充治療法(HRT:hormone replacement therapy) は、卵巣機能の低下に伴う女性ホルモンの低下・欠乏を薬剤で補充し、精神・身体機能の改善や維持を目的とした治療法です。更年期のエストロゲンの補充には二つの意味があります。一つは、のぼせ感などの更年期障害の症状緩和目的です。もう一つは、健康で生活ができる(※健康寿命を延ばす)ための将来に向けての保険という意味です。ご存じのように、日本人女性の平均寿命は88.4歳で世界第一位ですが、いくら長生きしても寝たきりで過ごす事は誰も望んでいません。

※健康寿命(けんこうじゅみょう)とは日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができるまでの年齢のこと。日本人の健康寿命は男性で72.3歳、女性で77.7歳(WHO 2004年)

ホルモン補充治療法では、 のぼせ、ほてり、発汗、手足の冷え、皮膚のはり感などといった症状の緩和のほか、骨粗しょう症や、動脈硬化症などの疾患も予防することができます。

(具体的な流れはこちらのページをご覧ください。)

その他にも、漢方や年齢別プログラムなど、ご自分に適した対処法を取り入れることがおススメです。

基本的な生活習慣の改善も更年期症状の緩和には非常に大切なことです。例えば食生活。ホルモンバランスと食生活には大きな関わりがあり、栄養バランスの悪い食事を摂り続けることでホルモンバランスが乱れると、それに伴い自律神経にも影響を及ぼすこととなります。また、睡眠時間不足や睡眠の質が低下すると、視床下部にも悪影響を及ぼすこととなり、結果として自律神経やホルモンバランスの乱れを引き起こします。

更年期症状の漠然とした不安や恐怖感から開放されるためにも、まずは専門クリニックなどぜひご相談ください。 

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