顔のたるみ特集

今月の特集 『 冬のたるみケアは”保湿持続力”が肝心! 』

kansou001.jpg 気温が下がり、空気が乾燥し始めているのを肌で実感してきた方も多いのではないでしょうか。

一年の中で空気がもっとも乾燥するのが11月~3月の期間。それに加えて一日の気温差や暖房の使用などで肌の乾燥が加速する時期でもあります。

10月の顔のたるみ研究所特集で取ったアンケートでは「美容部員が考える顔のたるみの本当の原因」で「乾燥」が第2位にランクイン。乾燥を放置しておくと顔のたるみには確実に影響があることが分かる結果となりました。

そこで、今月のドクターシーラボ『顔のたるみ研究所』では「乾燥」についてアンケートを実施。朝のスキンケアから乾燥対策などの意識調査を行い、調査結果をまとめました。

《もくじ》

Ⅰ アンケート調査結果:乾燥を感じる時間は何時?

・ 日中に乾燥を感じる場所は「○○」

・ 8割が乾燥を感じる時間帯とは?

・ 朝ケアの魔法が切れた乾燥タイム・・・対策ケアは?

Ⅱ 冬の肌はなぜ乾燥する?

・ 季節によって大気が含む水分の量が違う理由

Ⅲ 乾燥はなぜ顔のたるみを招く?

Ⅳ 夕方の乾燥を防ぐ朝ケアは「保湿持続力」が肝心!

1. 基本のうるおいケア

2. 保湿持続力を高めるケア

3. 追加保湿で午後もうるおうケア

    Ⅰ アンケート調査結果:乾燥を感じる時間は何時?

    朝にきちんとスキンケアしているのに、お昼を過ぎるとほうれい線が目立つ…笑った時の目元のシワがそのまま残っている…というような乾燥に起因する問題が数多く発生するのがこの季節の特徴。また、乾燥が引き起こす肌悩みのひとつである「顔のたるみ」も、きちんとケアをしなければ秋冬にドッと深刻化してしまいます。そこでドクターシーラボでは朝のスキンケアや乾燥する時間帯など、乾燥に関するアンケートを行い、調査結果をまとめました。 (調査概要:アンケート調査 10代~70代 ドクターシーラボ会員 427名 2012年11月)

    日中、顔の乾燥を「全く感じない」のはたった2%!


    「日中、顔に乾燥を感じますか?」という質問をしたところ、肌が乾燥していると自覚している方が81%にも上りました。逆に、乾燥を「全く感じない」と回答したのはたったの2%!ほとんどの方が朝のスキンケアに持続力が無いことがわかる結果となりました。

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    乾燥する場所は「口元」「目元」「頬」で75%を占めている!


    次に、顔の中で乾燥をする場所を聞いたところ、意外にも「口元」が169票を集めてトップとなりました。話す際に一番よく動くのが口元。それだけに、うるおいが持続していないと最もシワができやすく、多くの人が気にしていることが見て取れます。また、2位に皮膚の薄い「目元」(153票)、3位には顔の中でも高い位置にあり、紫外線をダイレクトに受ける「頬」(140票)が多く票を集めました。

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    乾燥を感じる時間帯は「15~18時」 全体の約8割が18時までにカラッカラに・・・


    また、「何時ごろに乾燥を感じることが多いですか?」という質問では、171票というダントツの得票数で「15時~18時」がトップとなりました。朝のスキンケアは約7~10時間が限度ということなのでしょうか?午前中から乾燥し始める人を含めると、18時までに約8割の人が乾燥しているという結果となりました。

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    目元や口元のスペシャルケアを行なっているのはたったの5%!


    「乾燥を感じる場所は?」という質問では1位に「口元」、2位に「目元」と、パーツケアが必要だと思われる部分が多くの票を集めましたが、「朝に行なっているスキンケアを教えてください」という質問では、「化粧水」(334票)、「クリーム」(162票)、「美容液」(159票)と、基本のスキンケアが票を集めたものの、「口元のスペシャルケア」(9票)「目元のスペシャルケア」(33票)共に朝のスキンケアとしては取り入れている方が少ないという状況が見て取れました。

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    乾燥対策は「ミスト化粧水」が主流


    アンケートで「肌が乾燥する」と回答した方に「乾燥対策は何か行なっていますか?」という質問をしたところ、57%が行なっていないという結果に。多くの方々が肌が乾燥しても、そのまま放置しているということがわかりました。

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    また、「乾燥対策を行なっている」と回答した43%の方々に人気だったのは「ミスト化粧水」(74票)でのケアとなりました。化粧水、美容液や、化粧そのものを取ってうるおいを補給するなどの乾燥対策も票を集めましたが、日中であることを考えると「手軽さ」という面でミスト化粧水が人気なのかもしれません。特集の最後のページで効果的なミスト化粧水の使い方をご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

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    Ⅱ 冬の肌はなぜ乾燥する?

    鼻の周りがガサガサしたり、喉の奥がなんとなくイガイガして咳っぽくなる・・・こういったトラブルが悪化するのが、乾燥が深刻になる冬。なぜ冬は乾燥するのでしょうか?

    冬の大気は水分の量が少ない!・・・どうして?


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    地域によって差はありますが、気温が下がると大気が水蒸気を含む量が変わります。気温が低いと水分が蒸発しにくくなり、空気中に溶け込まなくなるためです。大気は、気温が高いほど水蒸気を含むことができ、気温が低いほど含むことができません。ですから、気温の低い冬などは空気の乾燥を感じやすくなるのです。

    冬になると大陸性高気圧により噴出した季節風・北西の風が日本海を渡るときに大量の水蒸気を吸収します。それが日本海側と太平洋側を隔てる山脈に当たった際に日本海側に雪を降らせます。雪を降らせた後の風は水分が少なく、乾燥しているのですが、それが太平洋側に吹くために、その地方が乾燥しているということになります。また、ビルやコンクリート作りの建築物が多い都市部は、大気中に水蒸気を発する土や緑が少ないため、特に乾燥しやすくなります。

    少し前の季節に戻りますが、夏の暑い時期・・・私たちの体は全身に血流を巡らせて汗をかくことで体温を下げていました。そして、気温と共に体温も下がり始めた今、私たちは血管を収縮させて体温が奪われるのを防ごうとしています。

    血管が収縮すると、肌の表面や手足の末端などに血液が行き渡りづらくなり、手足がジンと冷えるなど、冷え性が悪化するのもそのためです。そうして血流が悪くなり、体の隅々まで栄養が行き届かなくなると、健康的な肌を作る機能までも低下。うるおいの元となる皮脂や汗の分泌なども減少してしまいます。

    このような条件が重なり、乾燥肌を招く原因となるのです。

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    しかし、乾燥肌は気温や湿度の低下といった環境の変化だけが原因ではありません。夏のクーラー同様、寒さ対策で冬の間に使うエアコン等の暖房器具で空気が乾燥し、肌の乾燥を招いていることも原因のひとつとして挙げられます。特にこたつで寝てしまったときなど、起きた時に喉がカラカラに渇いていたという経験がある方もいらっしゃると思いますが、喉がそれだけ渇くということは体だけでなく、肌の水分も同様に奪い取られているということになります。

    Ⅲ 乾燥はなぜ顔のたるみを招く理由

    顔のたるみは「外的要因」「内的要因」「生活習慣要因」の3つの要因から起こるといわれています。その中の外的要因のひとつとして「乾燥」がありますが、その「乾燥」が顔のたるみを引き起こす理由はなぜなのでしょうか?

    乾燥が引き起こすのはシワだけではない!


    肌をとりまく環境の中で、肌に大きなダメージを与えるもののひとつに「乾燥」が挙げられます。

    肌は汗をかくほか、目には見えませんが、内部の水分を常に蒸散させています。なんらかの理由で肌の水分が奪われ、乾燥が引き起こされると、肌の内部の諸器官の作用を鈍らせたり、肌老化の原因にもなります。

    「湿度の低下」「気温の低下」などの理由で肌が乾燥すると、肌表面(表皮)の保湿力や抵抗力が低下し、新陳代謝(肌の生まれ変わり)が乱れ、肌のハリが失われます。 また、ひとたび乾燥したり血流が悪くなると、健康的な肌を維持するのに欠かせない線維芽細胞である「エラスチン」や「コラーゲン」の細胞活動が弱くなり、肌のハリを失わせながら顔のたるみを加速させるのです。

    特に皮下脂肪の少ない目の周りは、加齢という原因も加わって、たるみやすい場所となっています。乾燥で皮下脂肪組織の働きが弱くなると、目元のシワやたるみに繋がるようになってしまいます。

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    また、冬の乾燥を加速させるのが「紫外線」の存在。

    夏と比べて日差しが強くなかったり、気温が下がっているせいでポカポカと日光浴をしてしまう割に、夏よりも紫外線対策が疎かになってしまうのが冬。 油断して紫外線を浴びてしまうと健康的な肌の元であるコラーゲンなどの弾力線維が破壊されると同時に、紫外線の影響で肌のバリア機能が低下し、保水力が鈍るのです。

    Ⅳ 夕方の乾燥を防ぐ朝ケアは「保湿持続力」が肝心!

    キーワードはやはり「水分」。これからの季節、ますます空気が乾燥していくのは勿論、今は現代人の多くが長時間コンクリートの建物の中で生活していますので常に乾燥している状態にあります。そんな環境の中で、うるおい続けるにはどうしたらよいかというと「基本のスキンケアできちんとうるおうこと」、「保湿持続力を高めること」、また乾燥した時のための「追加保湿でうるおいを補うこと」が重要になってきます。

    基本のうるおい


    美しい肌の条件は「うるおい」「なめらか」「ハリ」「弾力」「血色」すべてがキレイに整った肌です。これを保つ力が「自然治癒力」となっています。乾燥などが原因で自然治癒力機能が低下しないよう、大切になってくるのが健康な肌作り。

    基本のスキンケアである①汚れをよく落とし、②水分を補給し、③保湿を行なう、の3ステップが何よりも大切であると言えます。

    ① 洗顔の必要性 (クレンジング編)

    クレンジングは、毛穴の中の汚れを取り除く、皮膚表面に付着している余分な皮脂、メイクアップなどの油性の汚れを溶かして落とすことが目的です。クリームタイプ、オイルタイプ、ふき取りタイプ、ローションタイプ、シートタイプと、形状も様々です。肌のタイプや使用感の好みに応じて選びましょう。

    ①´ 洗顔の必要性 (洗顔編)

    洗顔は、クレンジングによって取りきれなかった汚れや、ちりやホコリ、などの水性の汚れを除去することが目的です。洗顔はたっぷりの「泡」で洗うことが基本です。不完全な泡立てや洗顔の際のこすりすぎは、肌に負担となることもあります。洗顔料が残らないように欲すすぐことも大切です。また、洗顔料は使用される原料や、製造方法、製品の性質などの違いから、固形、クリームタイプまたは液状、粉末に分類でいます、使用感の好みや製品の効果に応じて選びましょう。

    ②水分補給の必要性

    水分補給の目的は肌にうるおいを与え、しなやかでやわらかい状態にして、キメを整えることです。洗顔した肌に自然に皮脂膜が作られるまでの間は非常に無防備な状態で水分も刻々と奪われていくため、肌が乾燥してしまう前に水分補給をする必要があります。水分補給と同時に、洗浄剤などによってアルカリに傾いた肌を弱酸性に整える目的もあります。

    ③保湿の必要性

    乳液やクリームは、一般的には油分を含んだ保湿化粧品で、水分や栄養分を閉じ込める役割を果たしています。主に、化粧水で水分を補った後に使用します。また、オールインワンタイプのゲルなどを使用すれば②と③が一度に行なえます。

    スキンケアも大切ですが、冬の乾燥対策として自分を取り巻く空気にうるおいをプラスすることも大切です。オフィスや自宅など、暖房や電気機器を使用するとさらに乾燥してしまいますので、加湿器を付けたり、近くにコップ1杯の飲み物を置いたりと、ひと手間加えて自分の周りの空気にうるおいをプラスしてみましょう。

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    保湿持続力を高める


    上記の基本のうるおいケアをマスターしたら次に行ないたいのは「保湿持続力」を高めるケアです。朝のスキンケアは持って10時間。アンケートでは、特に目元・口元は乾燥を感じる方が多いという結果になりましたので、そこを目元用やパーツケア用の美容液でうるおいを与えておきたいところです。

    また、肌の奥まで持続的にうるおわせるためのスキンケアですが、商品を選ぶときに気をつけたいのが「肌が内側からうるおう力(自然治癒力)」を高めるサポートをしてくれるものかどうか

    乾燥している肌はバリア機能が弱まると同時に内側からうるおう力も弱まっています。自分の力でうるおう=保湿持続力が高まるということになりますので肌の基礎力を付けるようなスキンケア選びをしましょう。

    また、夜のスキンケア時に肌土壌を整えておくことも大切です。保湿感のある入浴剤を使用したり、お風呂上りに顔にしっかり保湿をし、絶対に肌が乾燥しないように気をつければ、顔のたるみを解消することは可能でしょう。

    そして、サプリメントや食事で内側からのケアもお忘れなく!

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    追加保湿で夕方以降もうるうる肌


    お昼を過ぎた頃にジワジワと乾燥が肌に訪れてしまった場合は、アンケートで回答の多かった保湿効果の高い「ミスト化粧水」の使用は勿論、皮脂が混じって汚れたままのファンデーションを一度落としてしまい、保湿感のあるBBクリームなどでうるおいを与えながら改めて化粧直しすることも有効な手段となるでしょう。

    ミスト化粧水には保湿成分の「原液」をオリジナルで混ぜて使うのがオススメです!
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